私は教室のど真ん中についた。





予想通り先生はもう来ていてみんな目を丸くしている。





先「花形...?今何をした?」





優「先生勝負しましょう」





先「いやちょっと待て」





優「いやです」





先生は頭の整理が追いついていないようでちょっと慌ててる。





人が整理が追いつかなくて慌ててる姿ってなんかおもしろいよね。





なんていうかバカっぽいっていうか...






先「まずなんでお前が魔法を使えてる?教えてないぞ。



それに勝負って普通は生徒同士でするものでだな...」






優「この学校で1番強いと言われている先生に勝たなきゃ意味が無いんです」





先「なんでそれを...」





みんなは知らなかったようでまた騒ぎ出す。





まあそりゃ私が独自で手に入れた情報だしね?わかるはずないよね。






優「まあまあ。先生が勝ったら聞きたいことに全て答えてあげましょう」





敢えて学校を辞めることについては触れなかった。絶対反対されるし。






先「はあ...しょうがねぇ...実際に魔法を見せてやろうと思ってたしな。ちょうどいい。受けてたつ」





優「ありがとうございます」





私事に巻き込んでしかも学校で1番だと言われてきた先生を負かすってのは気が引けるけど本気でいく。





そう意気込んで会場に向かった。