この景色だけを切り取って、あなたに送りたい。 雲ひとつない快晴に、どこまでも続く青い海、地平線― 「はやく会いたいよ、バカ」 悪態をついても、内心は寂しさで一杯なのに素直になれない。 …ここから何キロメートルなのだろう。 あなたが生きている世界は