彼は私の涙が止まるまで色々な話をしてくれた あの日の料理、美味しかったよ 大きな企画を任されたんだ 子猫を拾った、今は飼ってるんだ そうやってずっと話してくれた 夕陽が綺麗な時間になった 彼は「帰ろうか」と言って手を引く 「うん、帰ろう」 私はしっかりと握りしめ歩き出す