私、逢崎凛桜は高校2年生。至って普通の高校生……と言いたいところだけど。

全然違うの。



中学生になると同時に親戚が与えてくれたアパート。

聞いた話によると、

私が、邪魔だったみたい……ほんと笑える



いつも通り、地毛のストレートの茶髪を下ろし、
白を貴重としたセーラー服を着て、
化粧はせずにすっぴん。


「お母さん、お父さん。私は、大丈夫だよ。」

口角を無理やり上げて上にいる両親に伝えた。



ガチャリ…―
扉を開けると、いつもの光景が目に入る