改めて、教室のドアを

ガラッッ

と開き


私「遅れてすいません!!」

先生「やっと来たのね。美星さん。今日はちょっと遅かったわね。
さあ、席について。」


さあ、今日から、高校生生活を送るんだ。
クラスは1ー2
担任は加藤 葵(かとう あおい)先生
隣の席は…

と、隣をちらっと見る。

(あ!星くんだ!よかったー…)


(何か挨拶した方がいいかな?)


ペンケースからメモ帳を取り出し、

⦅ しょうくん、隣だね。覚えてる?
念のため、も1回『 群青美星 』です。よろしくね。⦆

と、書いて

星くんの机に置いた。


じっと紙を見つめたまま星くんが動かない。

(あれ?まずかったかな?流石にあまり話さないのに手紙は無いか…)


と思い、頭を抱えこんでると、



トントン。

(ん?)