ムカつく。
少しして広い庭に着いた。
……こんな場所あるんだ。
綺麗―…
「ちょっと来て。」
「嫌。」
「いいから!」
強制?
何こいつ…ムカつく。
庭の中心まで歩くとそこには1人の女の子が立っていた。
あたしはなんのためにここに居るわけ?
「橘さん、待たせてごめんね。」
「いいえ!全然大丈夫ですぅ!」
何これ?
「隣の人がもしかして…」
「うん、僕の彼女なんだ。」
……………はぁ?
何こいつ。
「ちょっと…「だから、橘さんとは付き合えないんだ…ごめんね。」
はぁ?
ふざけないで。
「あのッ―…「ごめん、妬いてるみたいだから帰ってもらえるかな?」
こいつ(怒)
「すみませんでした!
失礼しました!!」
女の子は立ち去った。
あっ………行っちゃったし。
「いや〜ありがとう!」
「ふざけないで、何よさっきの?
あたしはあんたの彼女じゃないし」
「じゃあ、僕と付き合おう!」
「無理。」
あたしが即答した瞬間、
今までの笑顔は一瞬で消えた。

