そんな妄想をしていると、優はすかさず

『あんたは、なんの妄想をしているのか知らないけど、借り物競争で1位になったぐらいで、好きにならないと思うよ。』


そんな言葉が耳にいらない私は

『よーーし!いいとこ見せて落とそうじゃないかっ!!!』

へへーん!これでも私、足早いんだ~♪

気合だっ!今回は容赦しないぞ!王子様ー!!


『借り物競争の選手は集合場所へ集まってください。』

あ、アナウンス!!

『優!いってくる!』

『はいよ。』

私はそう言い残し集合場所へ向かった。