「おおお重くなかった?」 「ううん、大丈夫だよ」 「す、凄いね…皆んなああ見えて疲れてたから、おんぶとか無理だと思ったんだろうな…何かやってるの?」 「う、ううん、やってないよ」 実際には、やってるけどね。 「はぁ…はぁっ…麗華ちゃん、早いよ〜」 内心苦笑いしていると、やっと皆んな登ってきた。 早いのはMTKのせいなんだけどね…。 何度目かの言い訳を心で言った所で、部屋へ各個人で向かった。 ここか…。 寮に入った時から、思っていたが相当広いぞ、この部屋も。