七瀬 月side 僕は1ヶ月前、遠野 有純(トオノ アスミ)と出会った。 声をかけてきたのは彼女からそして居なくなるのも彼女からだった。 ほんの一週間で僕は惚れてしまった。 気が利く、女の子らしい、完璧な彼女。 どこにでも居る普通の子だと思っていた。 でもそれが覆されたのは僕の首に彼女の冷たい牙が立てられたときだった。