それから毎日
私は
なるべく
アイツに会わないように
学校生活を送るようにした。
ー朝
「おっ、ピーすけ!おはよー!…って、あら??」
よし、スルー成功。
ーお昼休み
「なーなー、ピーすけ。昼一緒に購買行こうぜー!……って、またシカトかよ!」
よし、良い調子。
アイツとさえ関わらなければ
きっと私への嫌がらせも
無くなるはず。
そして
それからしばらく
アイツを上手く避け続け
次第に
私への嫌がらせも止まった。
そんな中
気になる彼とも
とても嬉しいことがあった。
それは
一緒に日直になったある日。
「大丈夫?僕が持つから貸して。」
「あっ、ありがとう…。」
先生に頼まれて集めたノートを
職員室まで運んでいると
彼が私を見つけ
ひょいと持ってくれた。

