モノクロマンティック☆渋めのwhite編☆








―――――時刻は10時50分。






煌は未だ夢の中にいた。






ベッドの横にあるコンシェルジュからの内線の音でうっすらと目を開けた。







通話ボタンを押すと






〈有栖川様、奥井<オクイ>です。白石 羽華と言う方がお約束したと仰っていますが、事実でしょうか?〉






……白石……?






煌はまだ眠かったせいか苗字だけ聞くと虚ろな頭で考えた。