……
お風呂も入ってもう寝るだけとなった時だった。
寝る前にと携帯を見てみると通知が来ているランプがついていた。


誰だろうと思いながら携帯を見てみると空咲花からだった。


((夜遅くにごめんね、翔君誘っておいてくれない?私、高杉君誘うからさ))とLINEが来ていてえ!?と大声で言ってしまってハッと思って口に手を当て深呼吸をして落ち着いてから空咲花に返信した。


((なんで、私!?無理だよ〜、というか翔君絶対無理だって))と送って数分たってから既読がつき


((だよね…私も、冗談半分…というか、無理だろ〜って思ってるからさまぁ、一応お願い!))と送られてきた。


そんな〜…と思いながらも翔君のLINEを開いているのだから私も大概空咲花達と同じなのだなと苦笑した。
((夜遅くにごめんね、あのもし良ければお祭り皆で行かない?))と翔君に送って数十分既読がついた。


((お祭り??うーん…バイト無ければいいよ))と送られやっぱりかと思いながら空咲花に翔君から送られてきた文章を話した。


((あー、やっぱり?だと思った))と今空咲花がこれを打ちながら苦笑していることが容易に想像出来てしまったのは私だけの秘密だね…


((だよね…まぁ、あまり期待はしないでおこう))

((うん))


とという感じで会話を終わらせ最後におやすみと送って携帯を机に置きベッドの中に潜り込んだ。

(翔君、来てくれるのかな…来てくれたら嬉しいな)と思いながら私は目を閉じた。


……
「美玲〜!あんた、遅刻するわよ!早く支度しないさい!」というお母さんの声に飛び起きた。


時計を見てみると7時30分と表されていた。


「……やっば!?空咲花もう行ってる!!」と急いでベッドから降り制服に着替えて1階まで駆け下り


「朝ごはん無理だからもう行く!行ってきます!!」と言って扉を開けダッシュで学校へ向かった。



「寝坊なんてついてない!!やば、空咲花に怒られる!!?」と思い学校への道をいつもよりも足を動かしながら急いで向かった。

……
キーンコーンカーンコーン
というチャイムを聞きながら廊下をダッシュしなんとかギリギリセーフで……



ガラガラガラガラ



「セ、セー……」セーフと言おうとしたら目の前に須和先生がいた。


あ、やばいと思ってももう遅く



「美玲、遅刻な早く席つけよ〜」と須和先生は言った後また出席の確認をし始めた。



私は、急いで席に着くと空咲花が少しイラついているのがわかる。



「ごめんね、空咲花」と須和先生に聞こえないように小さな声で空咲花に謝った。


「大丈夫」と言ってプイと顔を逸らし外の景色を見だした。



私は、しゅんとしていると翔君が話しかけてきた。
「空咲花、美玲のことずっと待っててさ空咲花も数分遅れてけど、まだ須和先生来てなかったからギリギリセーフだったんだよ」と教えてくれた。



そうだったんだと思いそんなギリギリの時間まで待っていてくれたのだと思い逆に嬉しくなった。


そして、須和先生が出席の確認をし終えまた別の教室へ向かっていった。



その光景を見終えた後空咲花に再度話しかけた。
「空咲花、ギリギリまで待っていてくれてありがとうとっても嬉しい」と多分ニヤついているであろう私の顔を見てなのか私の言葉なのかは本人に聞かなければわからないが空咲花は顔を真っ赤にしていた。



「は、はぁー!?////別に待ってないし!ただ、私は忘れ物取りに行っただけであって美玲を待ったわけじゃないし家に戻って時計みたらギリギリだっただけだよ!////」


顔を真っ赤にしているから説得力がないがけど、待っていてくれたのだとわかり私はまたニヤニヤしてしまったがそれを見てまた空咲花は顔を真っ赤にした。



ガラガラガラ



と扉が開き授業の時間になったので席について授業をうけた。

……
キーンコーンカーンコーン
最後の授業のチャイムが鳴り号令をして授業は終わった。


「終わった〜!よし、帰ろ」と龍星が言って男子達は帰りの支度を終え早く集まり女子達にも声をかけ帰ろと龍星が言った。


「よし、じゃあ帰りますか〜」と空咲花が言っていつものメンバーで帰った。

……
「そういえば、ねーねー…」と歌楓が皆に話しかけた。


「皆でさ、お祭り行かない?」と昨日私達が帰りに話した話題を歌楓が出して皆に提案した。



「え、2人でお祭り行くんじゃないの!?」と龍星はリア充発言した。


それに、イラッとしたのか高杉君が龍星を殴っていた。当然だなと思いながら冷たい眼差しをしている空咲花がもっとやってしまえと言うような表情をしていた。



怖いよ空咲花落ち着いて〜


私は心の中で言いながらもやっぱり龍星の発言はイラッとしたので私も空咲花に同意の意味を込めて同じ眼差しを龍星に送った。


「も〜、皆ひどいな〜リア充でごめんねぇ〜」とこりていないらしい龍星今度は空咲花がキレて脳天にチョップをくりだしていた。



龍星は、痛っ!?と言いながらもニヤニヤしていたのでもう皆イラつきよりも呆れが勝ったのか龍星を無視し始めて歌楓に話の続きを促した。



「一応、お祭り行ったら私たちは離れるから2人にはなるよ…空咲花、目が怖いよ…まぁ、それは置いといてどうかな?」と皆に意見を求める歌楓


「……私は、1人で行くというか、そうなってるから無理」

と断固意見は変えないというように言う空咲花



「も〜、それも置いといてどう?」



「…………」


「無視ですか!空咲花さん!!」と歌楓は、空咲花にツッコミを入れていた。



「俺は、いいよ〜」と高杉君はのんびり間延びした声で言った。



「私もいいよ皆の方が楽しいし」と私も高杉君と同意見と言った。



「…バイトなければ」と翔君は、LINEと同じ事を伝えた。


「まぁ〜、2人っきりになれるんなら何でもいいや」


とまたリア充発言した龍星を高杉君と私がフルボッコした。



「なら、お祭り皆で行こ〜ね!空咲花もね!」と空咲花に拒否権は無いというように歌楓が決めた。その発言に空咲花は


「は?嫌だよ?誰が行くか私は、自由がいい」と歌楓を睨んでいってるが歌楓はどこ吹く風だ。
そして、皆で3時に駅に集合になった。


けど、お祭りはまだまだの話
その前に、学校の行事があることを私たちはすっかり忘れていたのです。