次の日の朝
目が覚めて学校へ行く準備をする。
今日は、時間に余裕があるためのんびり準備をし、終わると立ち上がってカバンを持つ。
「いってきまーす!」と言って家の扉を開ける。
外に出てみると春特有の風が吹いていた。
そして、家の前を見てみると壁に肩をあずけブレザーのポケットに手を突っ込みながら待っている友達がいた。


「空咲花〜、おはよ!」と声をかけながら近寄っていくと「…おはよ」と挨拶が返ってきた。
「じゃあ、行くよ」と言って私たちは学校までの道を歩いた。
空咲花と、昨日のことを話しながら歩いていると前に知っている男子が1人
「よっ」と空咲花が声をかけると前の男子はこっちを向き「おはよ!」と元気よくこっちに走ってきた。

「珍しいね、龍星がここにいるなんて」と私が言うと寝坊したと笑いながら言った。
そうして、3人で歩きながら会話を弾ませていると学校が見えてきた。

学校の中に入ると、靴を変えるため下駄箱へ向かう
3人で下駄箱まで向かうと近くに翔君がいた。
「おはよ!」と龍星が翔君に声をかけた。
それに反応してこちらに顔を向けた。
「おはよ」と落ち着いた声が返ってきた。
そうして、4人でクラスまで行った。


ガラガラと扉を開けるとガヤガヤと騒がしいクラスがそこにある。
そうして、席について私たちは会話を弾ませた。
「それで、遊園地のやつだけどさ朝の5時くらいでいいか?」と空咲花が言ってうんと3人が頷いた。
そうしていると高杉君が来て時間を聞きOKと言ってじゃあ待ち合わせ場所ここねと言ってちょうどチャイムが鳴り席に着く


須和先生が来てSTをし終わるとクラスから出てゆき授業が始まる。
そして、終わって龍星たちが男子3人で今日どこ行く?と話しているのを聞きながらも空咲花の席に声かけた。
「空咲花、今日どっか行く?」と聞くと
「お金ない」と返ってきた
「わかった〜」と言って次の話題を探す。
「そういえば、昨日どうだった?」と聞いてみた
「どうって言われても…何も無いんだけど」と言われだよねと返す
やはり、話題作りは苦手なのでどうしようと焦る

それに、気づいたのか空咲花が
「そういえば、美玲はどうなのさ何かあった?」と言われ顔を真っ赤にした。
これでは、何かあったと言ってるようなもんだ。
顔が赤いことに気づいた空咲花がニヤっと笑ってなにがあったと聞いてきた。
「あ…いや……その…れ、連絡していいよって言われて昨日の夜LINEしてた」と言ったら空咲花がおぉーよかったじゃん!と言ってくれてほんとに嬉しかった。

そして、話に盛り上がっていると時間はあっという間ですぐにチャイムが鳴ってしまった。
そして、今日も頑張って勉強をし今日は寄り道せず帰ることにした。

その帰り道翔君達はどこ行くんだろうねという話題なり甘いものがあまりの得意ではない翔君の事だからあまり甘いお店など行かずコンビニにいるのではとなって2人して吹き出した。
「プッ、言われてみればそうだねあはは」とお腹を抱えながら空咲花は爆笑していた。
私も、お腹を抱えながら笑っていた。
そうして、家が見えてきてまたねーと言って空咲花とわかれた。

家に帰ってからベッドに寝っ転がり何をするでもなくゴロゴロしていた。
そうしていると眠気が来て私はいつの間にか寝ていた。


目が覚めるともう夜でお母さんが夜ご飯だよと言っていたのでちょうどお腹も空き一階へ降りた。
そして、昨日と同じお風呂に入り肩にタオルをかけ部屋に戻った。
遊園地まで、あともう少し何を着ていこうかなと悩んでクローゼットの中を漁った。
はしゃげるようにスニーカーに合う服装を探して少しボーイッシュな感じにした。
空咲花は、どんな服装にしていくのか聞いてみようと携帯を手に取りLINEを開く
そうすると、空咲花からLINEが入っていた。何だろうと思い開いてみてみると服決めた?との事だった。
ちょうどナイスタイミングと思いながら
【決まったよ、ボーイッシュ系にしようと思うこんな感じだよ】と写真と一緒に送ったら既読がついた。

【いいじゃん、私は少しカッコカワイイ系にしてみたよ靴は同じでスニーカーだけどねまぁ清楚で綺麗めにしたからあまり変ではないと思うよ】と一緒に画像が送られた。
見てみるととても綺麗で可愛くて少しかっこいいという感じで空咲花にとても似合った。
【似合ってるよ!】と言うと【ありがとう】と返ってきた。
【じゃあ、これで行くね】と来たので【うん!】と返しそこからは、たわいのない話をしながらちょうどいい時間にもなり2人とも寝ることにした。

そうして、次の日の朝
目が覚め、時間を見まだのんびり出来ると思ってのんびりとベッドから降りのんびりと一階へ向かってそして、朝ごはんを食べ支度をし行ってきますと言って外に出た。
門らへんに空咲花がいておはよと言ってきたのでおはよと返す。
「今日は、早いねどうかした?」と聞いてきた。
空咲花には、叶わないなと思いながら今思っている心配事を話した。


「実はね、私翔君のことが気になってて…」と言った。結構真剣に言ったのに空咲花は目を点にし最初はビックリしていて何も言えないのかと思いきや急に吹き出した
酷いですよ?空咲花さん
「ひっどいなー、人が真剣に話してるっていうのに」とむくれる私を見て目に涙を貯めながらごめんごめんってあははと謝る気ゼロで言うもんだからプクと頬を膨らまかした。
「はぁはぁ…フゥー…もー、そんな怒らなくてもいいじゃんていうか、今更で、それがどうかした?」と言うので話を進めた
「それでね、どうにかして仲良くなりたいんだけど…どうしたらいいかな!」と聞いてみる

そうしたら、空咲花は顎に手を当てながら考えてくれた嫌だとかめんどいとかいうもきちんと悩みは聞いてくれるし考えてくれるのですぐ頼ることも出来るこんな友達もってほんとによかったって思えるよ。
まぁ、本人に言うとは?ないわとか言われるので絶対に言わないけど

「だったら、遊園地頑張れ」と言った
「え、けど遊園地で何すれば?」と聞いてみた。
「話す以上ない」と言われてしまえば何も言えない正論だからともあるがLINEでしかあまり話さないため学校生活出など皆無に等しいため言われるのも当然なのだ。
だから、今日は頑張って話そうと決めて早く学校につかないかなとワクワクする所もある。

そうして、長いような短いような道を歩いて学校についた。
翔君は、もういるだろうかとドキドキしながらもクラスの扉を開ける
そうしたら…
「あ、おはよう2人とも!」と龍星が気付き近くにいた翔君達も「「おはよ」」とか挨拶してくれた
「「おはよ」」と2人息ピッタリで言って席に着く
「お前ら、息ピッタリだなーwww」と龍星が言ってそれを聞いてイラッとしたのか空咲花が脳天チョップをくりだしていた。
それを、見ていた3人が笑い龍星は酷いなーとか言いながらも笑っていた。
そして、皆で笑って和気あいあいと話していたらチャイムが鳴って授業になった。

そして、学校も終わり今日は皆で帰ることにした。
そして、もうすぐお楽しみの遊園地の日が近づいてきたのだった。