(7時30分には向こうにいようと思う)


と完結に述べた文章が返ってきた。


(まじか!?早くね!?)


(いや、なんか誰か知らないけど準備サボったやついて増えた…)


(うわぁ〜…)


(うん…で、それがどうしたの??)


(いや、あんまり早くなければ一緒に行こうかな〜と思って)


(なるほどね)


という感じで話も進み時間を聞いてどうしようかなと迷っていた時また空咲花からLINEがきた。

(大丈夫だよ、ゆっくり来なよそれに、ちょっとお願いもしたいしさ)


と言われお願い?と思い空咲花に返信した。


(お願いって??)


(明日さ、美玲の家まで行って一緒に学校まで来てあげてってLINE送ったのだから、その子と行ってあげてほんとは皆で行こうって話だったんだけど私がね〜…だからさ、ちょっとその子達と行って)



と来た。
その子…達??


ということは、大勢来るのかな?



ということで、空咲花にLINEを送った。


送った後家の扉を開けただいま〜と言いお帰りとかえってきたのを2階に行く階段で、確認をし、自分の部屋に入ってのんびりと部屋着に着替えた後また、1階まで降りてリビングに入るとソファーに座って携帯を開き返信が来たか確認をした。



そうすると、返信が来ていて開いてみると


(大勢くるよ〜まぁ、美玲なら大丈夫だろうからお願いね)


と来ていて


(わかった)


と送ると

(は〜い、じゃあ、また明日学校でね)



とスタンプと一緒に送られ会話は終了した。

「ふぅ〜、誰だろ?」と携帯を目の前の机に置き明日来る人たちのことを考えた。


空咲花が、大丈夫と言うのだから私が話せる人たちなのだろう。


だが、私はあまり話せる人はいなくほとんどが空咲花と一緒だったため人間関係はあまり上手くいってない。


だが、空咲花もちょ〜がつくほど人見知りでお墨付きだ。



それを、クラス全員わかっているため空咲花から話しかけにいかないのはわかっているため自分達から来て慣れてもらおうと話しかけに来てくれる。


そのため、空咲花も少しくらいはコミュニケーションをとっていて今ではクラスの人と親しんでいるが内心ではあまりそう思っていない。



空咲花も空咲花で難しい性格をしていて仲良くするにはほとんどの条件が満たされた人だけ空咲花はその人の前で素を出す。



だが、あまり空咲花の条件が満たされた人はいなくこの学校では1人2人いたらいいほうなのだ。



だから、空咲花が悩み相談をする人もその人で私にはその人がとてもすごい人だなとも思い早く私も条件を満たしたいとは思うが空咲花も自分でその条件がわからずどうやって満たすかは自分達次第で決まるためどうすればいいのかわからないのだ。



空咲花は、小学校から同じだが未だに空咲花のホントの本心を聞いたことは無い。


たまに、愚痴は聞くが須和先生のように悩み相談を簡単にしてはくれない。


だからなのかわからないが空咲花は須和先生に惚れてしまったのだろう。


学校では、普通に接してはいるが外を出れば空咲花は須和先生をずっと見ていたとにもあった。


それが、恋だったとは1ミリも思わなかったが……
でも……


「応援…したいな〜」と思ったのが口に出ていた。



そして、うんそうだな〜と考え明日から須和先生と空咲花を少しだけでもいいから2人の時間を作れないか頭をフル回転させ考えた。


「やっぱり、明日楽しみだな〜!」


とワクワクした気持ちをしていた時台所から声が聞こえ


「美玲〜!ちょっと手伝って〜」


とお母さんから声がかかった。


「は〜い!今行く!」


と言ってキッチンまで行き少しだけ手伝い夜ご飯を少しだけ食べた。

そして、片付けをした後お風呂へ行き1階から2階へ行って自分の部屋に入り明日の準備をした。


明日は、あまり荷物がいらないのですごく楽だ。

そして、荷物を支度し終えあとはねるだけとなったときピコンと携帯から着信音がなった。


誰だろ…?



と思いながら部屋の真ん中に置いてある机の上に置いてある携帯を手に取りLINEを開くと翔くんからLINEが来ていた。



え!?か、翔くんから!すごく嬉しい


と少しだけドキドキしながら翔くんと書いてあるところをタッチして文章を読み上げる。

(美玲、夜遅くごめんな明日何時から体育祭だっけ?)


と書いてあり紙をもらったはずだからそれに書いてあるはずなのに聞いてくるということは紙をどこかに無くしたなと推測して返信を送る。

(紙に書いてなかった??)


(無くした)


(やっぱりか)


(おう)


(9時からだよ〜)


(おけ!ありがとう)


(いえいえ〜)


(明日頑張ろうな)


(うん!頑張ろう〜!)


と珍しくスタンプも送られてきて会話が弾んでしまった。


気づくともう夜の11時近くになっていた。


やはり、夜の方が盛り上がってしまうな…と苦笑をしながら翔くんとのLINEの会話に花が咲いた。


そういえば、気になったことを聞いてみることにした。



(そういえば、翔くん明日何時に行くの??)


と送るとすぐに既読がつき返信が来た。

(明日?明日は、寝坊するな)


(いやいや、ダメでしょ!?)


(ちゃんと、起きてね!)


(無理)


(えぇー…そこは、頑張ろうよ)


(俺が朝弱いの知ってるだろ?それに、起きれないって)


(知ってるけど〜…そこはさ、頑張ろうよ!明日は、待ちに待った体育祭だよ?それに、思い出にもなるしさ)


(……わかった)


(うん!)



という感じで会話をしてもうそろそろ寝ないとやばいよねと思いもうそろそろ寝なきゃだからここでおやすみと送ろうとしたら


(もうそろそろ寝なきゃやばいよな、ごめんな付き合わせちまってまた明日なおやすみ)



とほぼそっくりに文章が返ってきてびっくりしてしまった。

そして、


(うん!また明日ね!おやすみ〜)


と送り楽しい時間は終わりを迎えてしまった。


少しだけさみしいなと思いながら携帯を充電器に指してはぁと溜息をついた。

いよいよ明日なのかと思うと少し…いや、すごく緊張する。



明日は、先輩達とも当たる種目がある。
それに勝たなくては話にならない。
絶対勝ってやらなければクラス全員にも面子が立たない。



それに、リレーをやるのだそれなら少し余裕を持って挑みたい。



明日、頑張ろう
と意気込みよし!と言ってベッドの中に潜り込んだ。


…深夜0時(???seido)


「…明日か」


この前、空咲花から急にLINEが来て何かと思えば皆で体育祭の時に一緒に行こう!と誘われた。


美玲の家で集合がかけられたので明日早く起きなくてはいけない。


だが…
「…寝れね〜…はぁ」



溜息をつきながら、ベッドから起きてもう一度寝れないか確かめたが結果は、変わらなかった。

「やばい…よな〜」


といつもなら、寝ててもおかしくはない時間でも起きている。



これは、明日睡眠不足で逆に体育祭で眠くなってしまいそうだ。


「……リレー…勝てるかな…」



と少しだけワクワクした気持ちで呟いたのはリレーのことだった。



空咲花から最初に始まり美玲で終わった。



新しく入ってきた歌楓ともリレーをするので出来ればその時にでも少し話せたらいいと思う。



だけど、それよりも楽しみなのが…


「美玲…走れるのかな」



と少しだけ美玲のことが気になっていた。



あの時から、少しだけ気になっていたのでどうしてかと思っていた。


だが、学校にいても目線に入ってくるのでもしかしてとも思ったがそんなわけないと考えを振り払っていた。



空咲花の時も美玲がとても悲しそうな顔をしていてズキッと心が傷んで美玲が良ければ一緒に帰ろうと誘ってみたくなった。



そして、一緒に帰って少しだけ笑ってくれたのがとても嬉しかった。



そして、笑ってくれたあの笑顔が忘れられずその笑顔を見た時キュンとなってしまった。



その時、自覚してしまった。





美玲のことが好きなんだと




それと同時に、顔が急に真っ赤になって暑くなった。
恥ずかしくて、急いでベッドに潜り込んだ。



早く、この熱が冷めればいいと手をパタパタ仰いでいるがどんどん暑くなっていく錯覚に襲われ全く熱が収まっていないと思えた。




うわぁ〜///やばいやばい///


これじゃあ、明日に響きそうだな…と思ってはいるが明日美玲の家まで迎えに行くことを思い出しハッとなって眠れ眠れと暗示をかけた。



明日、空咲花がいないことはわかっているので2人だけになってしまったが美玲と2人で一緒に登校するのは初めてなので楽しみだし何を話そうかとワクワクもしている。



明日、美玲と何を話そうか話題も探してこれがいいかな?あれがいいかな?ついていけるかな?と思案している内に眠気が襲ってきてふぁ〜と欠伸をした後、ベッドの掛け布団を手に掛け目を閉じ明日寝坊だけはしないようにしようと決心して眠りについた。

…………




明日の、体育祭では何が起こるかわからない。
楽しいことが起こるかもしれないが皆の思案を裏切るように波乱が起きるかもしれない。

それは、まだ誰にもわからない。


だが、もし明日何かが起こるというのならばそれは皆で切り抜ければいいと手を差し伸べてくれる誰かがいるはずそして、翔くんと美玲との関係はどうなるのか
空咲花の恋心はこれからどうなるのか







それは、また明日…………