俺は化物を初めて見た


怖くて怖くて


牙を向いたイノシシとライオンを混ぜたような化物はこちらの様子を伺ってるようだった


不意に俺は 猪とそんなに変わらないなら勝てるかもという考えを持った

しかし

その考えはすぐ壊されてしまった


なぜならあの化物、


へんなオーラを纏ってるいたのだ

いや、正確には嫌な感じとしか分からないがオーラを纏っているらしい事が周りから聞こえた


「こわい」


俺はとりあえず街のみんなを高台に逃がす手伝いをした


「こっちにきてください」


ふとある少女が口を開いた


「私なら勝てるよ」


と

そして少女は足早に敵に向かった


俺はなぜか気になった


恋愛とかではない


あの子の言葉を、実力を


少女は高台に逃げないで剣を片手に降りていった


俺はその姿を見ているだけだった


目の前のあいつが「大丈夫」と言ったが俺は心配になった


「あの子見た感じ13歳くらいだろ？」


呟いた俺は助けに行くふりをして彼女を追いかけていた


そこでみたのは