部室として使っているのは、講義室とかかれた物置。
使わない資料や実験器具やら置かれている。
空いてる場所がここしかなかったのだ。
何故か講義室に置いてある2人がけのソファを私たちは愛用している。
ハヤトが家で使っていないという古めのテレビを持ってきて、それを繋いでテレビゲームをする。
その他、みんなの私物で随分と物置感がなくなった講義室。
ダンボールなんて、可愛い布をかぶせてテーブルに代用。
あと、端にはいつ持ってきたのかわからないイオリの布団。寝ながらゲームをしては、寝落ちする。
「早速やろーぜ!」
今日はそこにハヤトが寝転がって新作を掲げていた。
「イオリが来てからの方がいいんじゃないか?俺達だけで進んでもな」
ゲームが一番得意なイオリは絶対にいた方かいい、そう思ったのだろう。
「あ、それ家でネット繋げば離れててもみんなでできるらしいよ!イオリに渡して来てさ、今日の夜やろうよ!」
「え!?夜にやるの!?」
「その方が雰囲気あっていいじゃない。あ、リナ、イオリの家に渡しに行くでしょ?まあ、やらないなら行かなくていいけど〜...」
「レイカほんと意地悪...行かないわけないでょ!!」
リナはイオリが好き。
それはここにいる誰もが知っているだろう。

