「………った……。 いっ………。」 棘は刺さっているものもあった。 抜きたいけど体中を打ったから 少しでも動けば激痛が走る。 足もくじいてしまったから 立つこともできない。 このまま猛毒に 苦しみながら死ぬのかな…。 そんなの嫌だ………。 「…ぉ………かぁさ…ん…。 ぉ………とぉ………さ………ん…。 ………ち………よ。」 家族の優しい笑顔が 頭に浮かんでくる。 無償の愛を注いでくれて あったかい家族。 棘が刺さった部分から どんとん血が出てくる。 手首……背中…顔……太もも…。