「私じゃない!
こんなことしてない!」
「そうなんだ〜。
でもさぁ?
人の男を寝とった奴に
そんなこと言われても
信じられないなぁ。」
美咲のこのわざとらしい話し方が
イライラを募らせた。
「………めて。」
「はぁ?」
「もうやめてよ!
なんでこんなことするの!」
ニヤニヤと黙って見ている梨華と
鈴香を後ろへ突き飛ばした後
美咲の胸ぐらを掴んだ。
もう感情を抑えることなんか
できなかった。
「お前なんか……お前なんか!
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!」
クラスの男子で
私達を遠巻きに見る者もいれば
はやしたてる者もいた。
女子は黙って見ていた。


