次の日、教室に入ると


美咲と鈴香と梨華はもう来ていた。


「美咲……。」


名前を呼んだ途端に睨まれた。


「人の男を寝とった
淫乱クソビッチの千尋じゃん!
なになに?!」


美咲は私を睨んだ後に


みんなに聞こえるような大きな声で


私に話してきた。


ざわめいていたクラスは


美咲の言葉により突然静まり返った。


「え、あれってケンカ?」


「さぁ?そうじゃない?」


「やっべ!
女子のマジ喧嘩だ!」


「うわー、女子こえー。」


さまざまな声が聞こえてきた。


ちょっと待ってよ。


私と美咲は喧嘩なんてしてないよ。


「美咲!
あのね。」


「クソビッチさん何ですかー?」


「美咲〜。
こいつだれだっけ?
こんなのこのクラスにいた?」


「梨華ってば冗談キツ〜イ(笑)」