お母さんは少しだけニコッと笑い
美咲のお墓に向かって
ゆっくりしてねとだけ言うと
立ち上がり歩き始めた。
「さてと………。
帰ろっか。
今日は何が食べたい?」
「オムライス!」
ザァーーーッ!
階段を降りようとした時
突然強い風が吹いた。
『お前も償え』
美咲の声が聞こえた気がした。
気づいた時にはもう遅かった。
風でバランスを崩した私は
階段から転げ落ち、頭を強く打った。
頭から血がドクドクと
溢れ出る感覚を感じた。
「いやぁああぁあぁぁぁああ!」
お母さんの声が
頭に響くのを最後に意識を失った。



