一方、同じ母の血を分けたアリスト双子のアヴィエータ。

姉は、相手も知らないような男との間に2人の娘を産み、その娘2人が魔女として覚醒。
それに比べ、同じ双子でこうも違う・・・。自分はなんの力も持たぬ、だれも自分を見てくれるものはいない。という強い孤独と劣等感に、生きることさえ疎ましく思えるようになり、ある日死を決意し、魔の砂漠とも、死の砂漠とも呼ばれている地へ旅立った。

そんな悲しい娘アヴィエータが黒魔女としての能力を覚醒させたいきさつは、万年、砂嵐が吹き荒れているといわれていた魔の砂漠“キャラバン砂漠”に自分の国を作ろうと目論んだ野心家である元盗賊 ザムザに遣えたことが引き金となったとか。

代々白魔女の家系の中でただ一人、アヴィエータは、黒魔女としての能力を覚醒させ成熟したといわれている。