2回目の学級会があった日の放課後、またクラス委員の6人で集まっていた。
みんな、クラスにも少しずつ馴染んできた頃だ。
学級会で、全員にクラス目標を考えてもらい、その集計をしていた。
「なんか、みんなバラバラだなー」
「うん、これはちょっとまとめるのが大変かも」
50名ほどの生徒が書いてくれたクラス目標の紙の山を見ながら、勝と咲苗がため息をつく。
「さ、とりあえず書き出すしかない!源、書いて」
しっかり者の真子が紙とペンを取り出し源に渡す。
「は?なんでオレが?」
そう言いながらもペンを持つあたり、案外素直なのかも。
「じゃ、いくよ!まずは、仲間」
紙の山の中から、適当な1枚を選んで読み上げる。
「次、絆……フツーだな」
それを紙に書き留めていく源。
その細く長い指から描かれる文字は、思いのほか丁寧でキレイだった。
みんな、クラスにも少しずつ馴染んできた頃だ。
学級会で、全員にクラス目標を考えてもらい、その集計をしていた。
「なんか、みんなバラバラだなー」
「うん、これはちょっとまとめるのが大変かも」
50名ほどの生徒が書いてくれたクラス目標の紙の山を見ながら、勝と咲苗がため息をつく。
「さ、とりあえず書き出すしかない!源、書いて」
しっかり者の真子が紙とペンを取り出し源に渡す。
「は?なんでオレが?」
そう言いながらもペンを持つあたり、案外素直なのかも。
「じゃ、いくよ!まずは、仲間」
紙の山の中から、適当な1枚を選んで読み上げる。
「次、絆……フツーだな」
それを紙に書き留めていく源。
その細く長い指から描かれる文字は、思いのほか丁寧でキレイだった。



