翠と話している間に学校に着き、教室で朝礼をして出席をとっていた時のことだ。


「20番。七瀬!」


「、、、、、」
(あー、なんか頭痛い。しお姉に聞かなきゃ。やっぱりかず兄のこと好きなのかな。)


「七瀬ー?」


「おい!七瀬呼ばれてんぞ!」



白木に肩を叩かれハッとなり、慌ててガタッと立ち上がって返事をした。


「は、はいっ!」


「七瀬大丈夫かー?ぼーっとして、てゆうか今は立ち上がる場面じゃないぞー。」


担任の小城先生が少し心配そう尚且つ意地悪に尋ねた。



ピクッーー


一言多いわ。担任よ、、、。



「あ、はい。大丈夫です。」



そう答えて、座ると白木が声をかける。



「お前大丈夫か?最近元気ねーし、今だって顔色あんまよくねーぞ?」