黒い足跡と自分の位置を照らし合わせながらなんとかたどり着くとピカピカとブローチモモが言う




「そろそろかしらね!さ!サリアスフィオーネと囁いてみて」




「サリアスフィオレーネ」藍が静かに囁く



するとブローチから水色の光るものがでてきた



ふわふわ浮いてる水色の光るものを藍が握ると、星の形をした手のひら位の大きめな星になった




これ………どうやって使うの?




その様子を見かねたモモがピカピカ言う




「これは、5つの尖った先端がどんな場所にも引っかかるようになってるわ!その中のピンク色のかぎ爪をひっぱって腰の中央に引っ掛けて」




言うとおりに引っ張ると伸縮性のある糸がつながっていて、戻すと星の中にスルスルっと入っていく




これで引っ掛けてあがるらしい




すぐに腰に引っ掛けて、本体を窓の溝へと投げ、引っ掛かったのを確認する





「準備はいい?じゃあここからはあなた次第よ!自分の体が浮かぶのを想像してみなさい」



体が浮くイメージ???や………やってみよう…泣



藍は目を閉じてひたすら念じる




浮け~浮け~浮けったら浮け~お願い浮いて~