---2時間前--------



パラパラパラパラパラパラ




空には山口県警とかかれたヘリが飛んで、
サイラス邸を上から照らしている





屋敷を取り囲むように配置された警察官が
凄まじい数のライトをしきりに確認する





?「本当に大丈夫ですかな…日本の警察官の警備は…」




すると真面目そうな若き刑事が言う




?「安心なさってください!サイラスさん!きっと守って見せます!!!」



少し馬鹿にしたようにサイラスは答える




「そもそも、君は少し若過ぎるんじゃないか……?
まったく何を考えているのやら」





う………!痛いことをつかれたな…





「大丈夫ですよ!ちゃんと守り抜きます」




「わかった!だが、儂とて黙って見てるとは言えないからな…儂にはあの罠がある…
フフフ…」



薄ら笑いを浮かべながらサイラスは静かに言った




「ん…??何か仰りましたか?」




「いや~…!別に何も言ってはおらんよ
さて、お願いするとするかのう…」




青年は寸分の狂いもない見事な敬礼をしながら言った




「お任せください!!!!」