「やっと準備が整ったわね!それにしても懐かしい…さ!!鏡を見てきなさいな」




藍は急いで部屋にある全身鏡に自分を映し、変わった自分の姿に思わず目を見張った




鏡には桃色の瞳をして、月の形をしたピアスに、銀色のティアラをした、華やかな少女が立っていた 




「これが…私…なの…?!」




すると、胸元の大きなブロ-チがピカピカと光り、声を発する




「確認は済んだかしら?あまりゆっくりとはしてられないわ!」



なる程、モモがこのブロ-チなのかと理解した藍は、時計を見た




「ミッションスタートの0時まであと30分しかないじゃん!!!」




「どうしよう…間に合うかな?」





藍が焦るのも無理はない…目的地は山口県のサイラス邸なのである





「ここからだと、絶対間に合わないじゃん…!!!」





焦りだす藍にモモが落ち着いて言った





「大丈夫よ!テレポ-トできるから」




え!?えええええええ~!!!!