昨日と同じ様にモモが宝石に変わる所まで全て同じだったがどうやらここから違うらしい




「私を胸にあてて!!」





藍が胸にあてる




「月の神フィオレへ告ぐ!我の思いに応えたまえ!我が名は藍エアンフィオナ-ゼの名の下に!」




静かに唱え終えると、胸の宝石から大きな美しく光り輝く羽衣が出現し、藍の体全体を包み込んでいった




頭や手足が包み込まれると、藍は自然と静かに瞳を閉じる





瞳を開けると着ていた洋服が、和服を基調とした淡い桃色をした、膝の中程ある短めな丈の着物へと変化し






その下には、黒の伸縮性のある薄いレギンスを履いていた




紅茶色に変化したくねくねとカ-ブを描く長い髪は、上でひとつに束ねられている




「へ!?な…何が起きたの?!?!」