「邪水晶っていうのは、悪い者たちの力を増幅させる、邪悪な水晶玉のことよ」




「なんとか清め続けてきたから今までは暴走を止められてたけど…何者かに持ち去られて…それからは…もう」

 


冷静ではいられないこの衝撃的な話を食い入るように藍は聞いていたが、まだ信じられないでいた



それがわかったのか、モモは葉の上から藍の肩に飛び移った



「信じられないなら、テレビつけてみなさいなそのニュースでもちきりよ」



すぐさま部屋に戻り、テレビをつけると本当に被害がでていた。それも不可解なことばかり。