それから私達は大和のマンションでビールを飲みながら作戦を練った。 しかし大和が社長の息子だとはね…。 だから奥さんは大和を息子みたいに接していたのか…。 次の日から私達の作戦が開始した。 会社に着いて暫くして朝礼が始まり、終わると私は桃華に低い声で話しかけた。 「昼休みに話したいことがあるから…」 「私もあるんだ…」 「じゃあお昼になったら外に食べに行こう」 「うん…」 私は心の中でごめんね桃華!と叫んだ。