前も屋敷の近くで鎌鼬が
俺の学校に通う生徒の制服を切り裂いていた。


「……呪縛。」


小声で呪文を唱え、呪符を飛ばす。


ビキッ!


〈〈〈!!??〉〉〉


「また会ったな…鎌鼬。」


俺の事が分かったのか動けない身体を
無理に動かそうとする。


「か、神木くん?そこには何も居ないよ??」


「俺の事より自分達の格好を気にすれば。」


下手すれば露出犯と勘違いされる。