笑わない王子様…は、もう一度、伊都が書いた履歴書をじっくり見直している。 王子様を見てにやけない様に、伊都は歯を食いしばる。 「履歴書によると、食事は、全般的になんでも作れるとのことやですが」 彼は、他のメンバーをチラッと見た。 「例えば、みんなは、今日はなに食べたい?」 理貴は、いきなり他のメンバーに聞いた。 「クスクス!!」 「ビーフストロガノフ」 「カレー」 「どうしよう!ネットで探していい?」 と、いろいろ反応がかえってきた。 「牧瀬さん、あなたならどう対応しますか?」