たくさんあった会議の資料や
履歴書は片付けられ、理貴が正面に座り、
葵がその横、多樹とユウは隅に座っていた。
「どうぞ、座って」
理貴が言った。
部屋に入って来た牧瀬は、少し戸惑っているように見えた。
「まず…名前と…」
メンバーが揃って、これから理貴が話を始めようとした時、
「うわあー可愛い!!」
という葵の声が響いた。
こうなったら葵は、止まらない。
ひらめくままに、周りを巻き込む。
「ユウ !!彼女、イメージにぴったりじゃない!! 動画とりましょうよ!!早く!!制服持って来て。あなた、サイズはMサイズ?Sでも平気ね」
「おお、いいね」ユウまで賛同する。
こうなると、誰も葵を止められない。
「葵、ちょっと黙って。
それは面接が終わってから」
理貴が言った。


