ハイスクール・カンパニー

マンションのロビーに、人の姿はなかった。


「あれ?いたずら?」


気になって、ケンサクは自動ドアの外に出て建物の外に出る。


いた。制服を着た高校生らしい生徒が。キョロキョロ周りの様子を見てる。


ケンサクは、話しかけるために彼女に近づいた。


「あの…」


「はい」彼女が振り返って、ケンサクを見た。


「牧瀬さんですか?」


「はい…」


「僕は、あなたを迎えに来ました」