「メーカーへの対応は?」 「フランス側が決まれば、問題ないかと…」 「ユウ、アニメの制服作るとしたら、ライセンスは片付いてる?」 「ああ。心当たりがあるから当たってみる」 理貴は、葵の方を向く。 「わかった。葵、行きたいんだろ?」 「ウィ、ムッシュー」 「割合は、そっちで決めていいぞ。もうすぐゴールデンウィークだ出社は休み明けでいい」 「ありがとう!理貴」 葵の機嫌はすっかり直っていた。