「菖藤仁くんだよ」






お姉ちゃんは目をマン丸くして







「え?でも仁くんは人間だよ?」






「菖藤仁君は元純血のヴァンパイアだよ。分け合って人間になったの」








「え、じゃあわたしはヴァンパイアだった頃の婚約者に恋をしているってこと?」







「うん!お姉ちゃん一途だねぇ〜」///






お姉ちゃんは顔を赤くしている






「もうっ瑠璃!」/////






私たちはこのまましばらく夕方まで恋バナを続けた