「小学校3年生、9歳か、、
七花はあの子の背丈からそう思ったんじゃない?」
「そう。」あたしはこくこく頷いた。
「何となく、それくらいかなって。」

「僕はちょっと小さめの5年生なんだと思うな。11歳。」
「どうして?」

「見て、あの子の靴。小さい子に人気のキャラクターものでもなければ母親が選んできたってわけでもなさそう。子供過ぎず地味過ぎない。きっと友達うちでああいう靴が流行ってるんじゃないかなー。
弟の面倒も割と見れてるし、高学年だと思うよ。」

「んー、、、」頷きがたい。
「それだって確かかどうかはわからないじゃない?」