「ん。。。」

大きく伸びをした。

「ん?」

ぱち。


一気に目が覚めた。


―――*―――*―――*―――*―――*

ぎし、ぎし、階上で軋む音がした。
「あら、起きたのかしらね。」

き、、い、。ぱたん。

ぎし、、

とん、、、とん、とん、とんとん。。


しばらくして、奥のほうからそっと覗く顔が見えた。
「おばあちゃま!」

「もう大丈夫なのかい?七花。」
そう呼ばれ、飛びつきそうに伸ばした腕を引き留めた。
今は七花なのだと認識させられた気がした。他には、郷太と六車が居た。

だが反対にぎゅうっと抱きしめられた。
「何遠慮してるの。私とあなたの中はいつでも変わらないのよ。」
ぎゅうぎゅう、苦しいくらいに抱きしれられたおばあちゃまの腕の中は温かかった。

「元気になった?ほんとに心配してたんだよ??」
郷太の声が懐かしい感じがする。
おばあちゃまに抱きしめられながら、首を出して頷いて見せる。
「ありがと。」