「なんだ、、やっぱり夢だったんだ、、、」
「随分うなされていたぞ。ひどい夢でも見ていたのか?」
「外まで聞こえてたの?」
「ああ。忍者がどうのと。

ふ、まぁ、うなされてもしょうがないが。
現実だからな。」
寝言を覚えていないだけに、なんとも返せない。夢にまで忍者を見るなんて、、。

「食事だ。降りて来い。」
「はい。」

ぱたん、とドアが閉まる。
一花さんが行ってしまうと、、
急に顔が熱くなってきた。


寝顔、見られたよね?

寝言も聞かれたみたいだし、、あ!


ぁー、よかったぁ、、

よだれはついてないみたい。。

って、やっぱり、昨日のことは夢じゃないんだ。「痛っ、、」足の裏も痛みがあった。
「現実」、その言葉がぐっと心に残った。