あたしの肩にぐっと手を載せている。
妙に重い気がする。

「俺がお前を仕込んでやる。」

「え!?? いや、、」

いやだ、、いやだいやだ、

何だか知らないけど、この熱い眼差し。。

さっきまでの冷たい態度や口調から一遍して、この熱い眼差し、、いやだ、
なんか、、こわいよーーー、、、!!!

「そうですね。

今日から忍者になるんですから、誰か訓練についたほうがいいでしょう。

一花なら適役です。」

「僕は?僕なら優しく教えてあげられるよ?」
にっこり笑顔。あ、、こっちのほうがいいかも。。

「郷太では、」
郷太くんに伸ばそうとした手が宙を掻いた。

両肩をぐわしっと掴まれ、身体ごと一花さんの腕にひきずられる。

「お前では甘すぎる。」

「どーゆうこと~~~??!!」

ぶんぶん、首を振るあたしを無視して
3人は勝手に話を着けてしまった。らしい。

「ではいくぞ。」
やだ、やだ、、やだあ~~~!!!

一花さんにひきずられたまま、外へと連れ出されていく。

「きみの名前、考えておくからねー。」
カランコロンという音に重なって、この状況にそぐわないくらい軽い郷太くんの声が聞こえた。



ちょっとお店を見に来ただけ、、
そのはずだったのに、、

まさか忍者になるだなんてーーー!??

あたし一体どうなるの。。。。。??!








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おじいちゃまを救いだすため、
おばあちゃまと美形忍者たち、そして
忍者見習い(?)の希代香、果たして救出はうまくいくのか???