君以外いらない








2階から1階に降りた時声をかけられる。











「菻?



お出かけ?」








ギクッ…







「お母さん!!」







コッソリと家を出るはずだった私はしっかりお母さんに見られてしまった。







「そんなお洒落なんてして珍しい…。」








そういうお母さんは、ハッとした顔をしてすぐにニヤニヤとした顔に変わった。








「もしかして、彼氏でも出来たの?」








あ〜っ…





お母さん変な勘違いしてる…っ!









「か…彼氏じゃないよ…っ」







本当に彼氏じゃない。






「それなら誕生日の日に誰と遊ぶのかな〜」








クスクスと怪しげな顔で笑うお母さん。









吉田君が待ってるのに〜っ…











その時ピンポーンと家のインターフォンが鳴った。