うーんと考えて何分が経っただろう…? 吉田君はニコニコしたまま私の答えを待っている。 「ど…どこがいいかな… えっとね…」 ひぃ〜っ…!! どうして浮かばないの私っ… せっかく誘ってくれてるのに… 「笹木さんおもしろい。 浮かばないの?」 吉田君は笑いながら私にそう言った。 ………浮かびません… コクッと私は頷いた。 「じゃあ俺の家でケーキ食べようよ」 爽やかな笑顔で吉田君は大胆なことを口にした。