君以外いらない







「い…いや…一年の時同じクラスでたまに話してたくらい…だよ?」






俺が知らなかった…





見つけられなかった時に水野は笹木さんに話しかけてたってこと…。








「ふーん…?」







笹木さんの前ではなるべく優しくいようと思うのに素の俺が邪魔して態度に出てる。








「俺も菻ちゃんって呼びたい


俺も笹木さんじゃなくて菻ちゃんって呼びたい」







何故か2回言う俺。






傍から見ればきっと俺ってわかりやすいと思う。








でも笹木さんは気づかない。









「好きなように呼んでいいよ…?」








笹木さんの言うその言葉に俺はピクッと反応した。









「好きに呼んでいいの?」







俺がそう言うと笹木さんは不思議そうに俺を見て…







「うん?



いいよ?」









そう言った。