君以外いらない







「じゃあ好きな人は?」







笹木さんの顔はなんでこんなこと聞くの?とでもいいたげな顔だ。








俺の気持ちも簡単に言えれば楽なんだけどね…






「いない…」







好きな人もいないってことは…






俺にもまだ可能性ある…かな…?








「んーじゃあタイプは?」






案外嫌がられるかと思ったけど笹木さんは素直に俺の質問に答えてくれる。






「優しくて…嘘つかない…そんな人…ですかね?」






笹木さんの言った言葉に1人で納得する。









「優しくて…嘘つかない、人ね…」








優しいのかどうかはわからないけど…






俺1回笹木さんに嘘ついちゃったな…。







心残りだ…。









「わかった、ありがとう」








そう言って無意識笹木さんの頭にポンッと手を置いた。