君以外いらない







覚えてない…か…








まあ覚えてなくてもしょうがない。







あの頃に比べて身長は伸びたし、髪型だって変わってる…








「ひなた」






名前を聞いて思い出してくれるならそれでいい…。








下の名前だけを言っても笹木さんはまだわからない様子。











「吉田 陽向」









その瞬間笹木さんの顔が一瞬にして驚いた顔に変わる。









その表情から俺が誰なのか多分分かったんだろう…。









「隣の席…よろしくね」







俺がそう言うと笹木さんはぎこちない笑顔で…









「…よ…よろしく」








と口にした。