君以外いらない







「笹木さんそこから絶対動かないでよ?」








ガサガサと探す吉田君は私の方をチラッと見てそんなことを言ってきた。









動かないで…?








「え…なんで…?」








私が聞き返すと少し目を大きく開いた吉田君は…









「なんでも、だよ」








少し早口気味にそう言ってまた写真を探す。







そんなこと言われると気になる。









けど動かないでって言われたし…









私は写真を探す吉田君をジッと見ることにした。










何故かそんな私をチラチラと気にするように探す吉田君の姿はなんだか不自然だ。








なんだろう………?














その時…









私の頭の中で浮かんだのは…















もしかして…










吉田君…そういう本持ってるとか…………?