君以外いらない








「これあげる」









そう言って水野君が私に差し出してきたのは1口サイズのチョコレート。









「えっ…あ、ありがとう!」









私も手を差し出すと…








ギュッ…








水野君がチョコレートを渡すふりをして私の手を握った。










「み…水野君…っ…?」











「菻ちゃん、今年もよろしくね?」









そう言って水野君はフワッと私に笑顔を見せた。