「真っ赤」









私の顔をジッと見ながら頬に触れる吉田君の手。








すごく恥ずかしい…っ…










「あ…笹木さん罰ゲーム」









罰ゲーム?





なんの…?












「俺別れたいって言われて傷ついた…」








あ………











「あ、あれはそのっ…ごめんなさい…」








何も聞いてなかったから苦しくて…つい…













「笹木さんからキスしてくれたら許しちゃう」









ニコッと笑う吉田君は少し意地悪に見えた。