君以外いらない








「そうじゃなくて……っ…




さっきみんなが言ってた…可愛い女の子…」









あぁ…こんな言い方嫉妬してますって言ってるようなもんだ…。







私は吉田君の腕の中で俯いた。











「え…





笹木さんもしかして…ヤキモチ?」








何故か吉田君の声のトーンが上がった気がした。








「ちっちが…!」








だってクラスの子だって、私だって昨日見たもん…っ…










「あー…やべぇ…」










ブツブツと吉田君は何か1人で言っていて…










「一緒にいたのは彩音って言うんだけど」








昨日ちょっと盗み聞きしちゃったから名前知ってるんだけど知らないふりしよう…。








私はコクッと頷く。









「俺の幼なじみで、多分クラスの女の子が見たって言ったのは俺が遅刻してきた日だと思うんだけど…」










お…幼なじみ………?












「彩音彼氏いて、急ぎで渡さないといけないプレゼントがあったらしくて一緒に選んでくれってことでいただけ」