君以外いらない








それからも私は上の空で吉田君と何を話したのかなんて覚えていない。










私…





ヤキモチ妬いてるんだ…。










こんな醜い感情を吉田君に知られたらめんどくさがられてしまいそうで怖い…。








黙っておかないと……








「あ、そうだ。


水野君と今日は話してない?」







吉田君が聞いてくる。






「あ…朝、謝ってくれて放課後の作業も別の子に頼んだ…みたいだよ…。」









乾いた笑いしか浮かべられない私に気づかないでほしい…















「ふーん…。


なんかあったらすぐ俺に言ってね」


















そう言う吉田君は言葉とは裏腹に私の顔をグイッと自分の方へと向ける。