その声を聞いて咄嗟に水野君から離れる。 「よ…吉田君っ…」 わ、私…吉田君の前で今……… 吉田君は眉間にシワを寄せて私に近づく。 どうしよう… 水野君にキスされたところ見られた…… 「帰ろう」 吉田君は一言そう言うと私の荷物を全て持って腕を引っ張る。 吉田君…怒ってる… 今までにないくらい雰囲気が違う。 「水野君余計なことしないでくれる? 笹木さんと俺、付き合ってるから」 ものすごく低い声で水野君に向けて吉田君は言うと、私達は教室を後にした。